僕の田圃の進捗状況を見るに見かねて、地域の方々が手伝いに来てくれます。稲刈りが始まる何日も前から、毎朝ぐるぐると見回りをして心配していてくださったそうです。
感謝の意を述べると、
昔はこれが当たり前だったから。と、ぽつり。
自分の仕事が終わったら、次の田圃や畑へ行く。誰かのチカラになる。次の誰かのことを考える。
2011-08-10 23:03:00
僕の田圃の進捗状況を見るに見かねて、地域の方々が手伝いに来てくれます。稲刈りが始まる何日も前から、毎朝ぐるぐると見回りをして心配していてくださったそうです。
感謝の意を述べると、
昔はこれが当たり前だったから。と、ぽつり。
自分の仕事が終わったら、次の田圃や畑へ行く。誰かのチカラになる。次の誰かのことを考える。
以前、農業をしない人がふえてから世の中がおかしくなったというおじいさんがいた。
最近の若いやつは自分のことしかかんがえとらん。(若いやつというのは80を超えたおじいさんからみて・・・一体何歳だろう(笑))水は、次の田圃のために落とす。人手が足りないところへは顔をだして力になる。言うだけ言ってみな、他人のことは知らん顔してる。口を出すなら、しっかり手も出してほしか。
若者のひとりとして、そのおじいさんの言葉はとても重い言葉だった。
上甑島の農業に従事する若者は少ない。
20代は私一人。30代に牧場主がひとり。40代はゼロ。これからの農業や地域のコミュニティー、共同体のチカラ。甑島の未来を考えると、正直言って怖くなるときもある。不安に駆られることもある。でも、やるしかない。
それが自分に与えられた地域の課題(チャンス)なのだと思うようにした。